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蔵のある家

作・演出 平野稔
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岐阜県出身の俳優平野稔さんの実母がモデル。
岐阜の生家を舞台に一人暮らしをしている母うめ、お盆やお正月に帰ってきた子供たちの出来事で四季を感じさせながら、主人公(うめ)が亡くなった夫(船医)からの手紙を読みながらの回想場面(東京から山の中の旧家へ嫁いだ生活)、「いらっしゃいませ、どちらさんかな」晩年の認知症、亡くなるまで、明治・大正・昭和・平成の4世代を生きた女の一生、台詞は全編岐阜弁。
この女の一生は何だったのか、人生の厳しさ、生きる事の難しさを表現していた。

子供たちは60歳前後と思われる設定なので、うめさんは80歳代か?本当の主人公は何百年も見ていた「蔵」かも。

パンフレットの有馬稲子は若い綺麗な写真を使っているけれど、舞台では白髪のちょっと腰の曲がったおばあさんでエプロン姿だった。
by ymere | 2008-01-26 19:23 |

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