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産業技術記念館

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久々に名古屋へ。
快晴で壁紙に良さそうな名古屋城。
しかし、34度の最高気温が続いた日だった。

産業技術記念館はトヨタグループ発祥の地・旧豊田紡織株式会社本社工場跡に設立された。
(約100年前に自動織機が発明されたところ。)
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赤煉瓦作りの壁や三角屋根(産業遺産として保存)の中に、繊維機械館と自動車館の技術の変遷を紹介している。
世界でただ1台の「ゆめの織機(環状織機)」が展示場入り口広場にある。この環状に織りあがる織機も日に数回動かし実演する。
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繊維機械館へ入ると、豊田式木製人力織機から現代のG型自動織機(一人で何10台も動かせる)「日本で生まれた世界1の織機」まで広い会場に開発された順番に整然と並び全部動く。
よく手入れされているのだろう。
実際に織機を動かして説明してくださるのでわかりやすい。

綿花をただ引っ張るとぽつぽつと切れる。
しかし、紡ぐ(ねじる)と繊維が絡み引っ張っても切れなくなる。
それから始まった自動織機の開発、途中で縦糸が切れた場合、横糸がなくなった場合等自動的に編み進むように改良していく。
「どうしたら簡単に糸を繰りだせるか、もっと速く・・・人が同時に何台もの織機を管理できるように・・・」
とてつもなく長い100年の歴史。

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(1914年設置の蒸気機関→工場の原動力になった。
定時実演時間には動かしてくれる→実演は室内でもあり蒸気ではなく油で)

自動車館では喜一郎氏と技術者が試行錯誤した様子の実物大立体模型のコーナーから始まり、今はほとんど自動で作り上げるまでの過程を見られる。

鋼板からプレス機(600トン)での型作りからはじまり、生産過程の細かい溶接は大きなロボットの手が車内に入っていく。
塗装も3回くらいやっていたかな、大きな車が大きな音と共に出来上がっていく過程をただ驚いて見学した。
車の部品やマニュアル車時代のクラッチの仕組み、改良とわかりやすく展示、主なトヨタ車の変遷と実際の車の展示もある。

トヨタの回し者ではないが、見学に値し、勉強になった。

本田次郎著“日銀管理”という電子書籍を読んだ。
(ヴェールに包まれた日銀が昭和50年代初め「開かれた日銀」になったそうだ。)

豊田自動織機操業者・発明王と言われた豊田佐吉、その長男でトヨタ自動車を一代で築いた喜一郎が主人公。
将来の車社会を見越し、いち早くエンジン開発から始めた豊田喜一郎。
売れないトラック・・・倒産の危機に何度も銀行に融資を頼む為足を運んだ。
某関西系メインバンクに
「機屋には貸せても鍛冶屋には貸せない」とひどい言葉。
日本生産の乗用車が普及するとは思われてなかったのだろう。

喜一郎はそれらの心労から急逝したが、その半年後の朝鮮戦争特需後、乗用車の大量生産で急回復
、急成長。無借金経営の優良企業になっていったそうだ。

今は喜一郎氏の孫にあたる章男氏が社長。
リーマンショックのころ社長に就任、75円台の円高、東日本大震災など厳しい赤字時代を乗り越え、今、車の販売台数世界1の企業になった。
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by ymere | 2014-06-01 22:16 | 風景

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